2011年11月6日日曜日

塩屋

熊本に移住して4ヶ月近くが経とうとしている。
私が住んでいる小川には塩屋という文化拠点がある。
そこは商店街の中にあって、不思議な出会いの場となる素養がある。

昨日は、そこで友人たちと企画したはんてんづくりのワークショップを行った。
元々熊本出身の和裁が専門の女性が先生だった。

そのワークショップとは別に様々な人が塩屋に訪れた。
小川は最近避難してくる親子がとても増えて来ている。
その人たちがぞくぞく訪れてとても活気に満ちた時間になった。
それというのも、たぶん森田さんというものすごいパワーのある女性がキーパーソンになっている。
私も、森田さんのパーソナリティーに引かれてここに引っ越したのだ。

そこで、はじめて東北から引っ越しを考えているという家族に出会った。
彼らは、本当に疲労と悲しみと様々なストレスを抱えているということが身体に現れていて、それはとても壮絶だった。
はじめて、そういう壮絶さを目の当たりにしたように感じた。
放射能に過敏な体質のせいで、放射能によるやけどのような皮膚のただれも引き起こしているという。
帰り際は少し明るい顔になって、「いっしょに踊りたいです。あなたは、気持ちよく身体を使っているように見える。ワークショップやってください」と言われた。なんかだか、とてもうれしかった。再会が楽しみだ。

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