2012年2月16日木曜日

「見立て」と「メタファー」

蛭ヶ谷の田遊びには「見立て」の要素がいっぱい。
例えば、妊婦さんがもう一人の誰か(たぶん男性、あるいは田の神さんばい?)と一緒に杵で麦を突いている。
というのは、単に農作業をやってみているかのようで、別の何かを願う呪術のようでもある。その二重映しになった景色というのが面白い。何かの物をそれ自身としてみることと、同時に別の意味を映し出して見る、その二重性というのは、英語のメタファーと同じではない気がする。



2012年2月10日金曜日

コンチキ号の冒険

息子に読み聞かせする目的で買った本だけれど、ものすごく面白くて夢中になって読んだ。
ざっくり!世界史とセットで読むと、これまたかなり面白い。
ハイエルダールという人がペルーからポリネシアまでイカダで旅をする自分の冒険談を語った本です。
行くところまで行ってしまいたい、という欲求をこういう風に叶えるのはとても素敵だと思った。

2012年2月9日木曜日

神戸滞在を終えて

展示のための撮影が終わって一段落。
何人かのアーティストやオーガナイザーとあって久しぶりに刺激的だった。
見たてについて、いろいろ考えさせられた。

齋藤孝のざっくり!世界史が、ざっくりと言うよりは濃厚な内容で考えさせられた。
社会的なダーウィニズムという言葉を始めて聞いて、私の中の欧米に対して抱いていた何かを少しクリアにできた気がする。
人々の潜在的なコンプレックスと善悪倫理の空気圧についても。

2012年2月7日火曜日

きりんの詩

オウベイしきしき
いのちからがら
いきのこり
ぼうりょくはんたい
しますしき
とちになり
めずらしきたてものがたち
いまではほろびた。

2012年2月5日日曜日

神戸滞在始まる

金曜の早朝から神戸に入って、長田神社にて追儺式という芸能を見た。ありがたい鬼さんが松明を持って裸足で躍る。鬼さんはたくさんいてそれぞれ顔が(仮面が)違う。そのうちの何人かが途中で頭を撫でてくれる。撫でて欲しい人が壮絶なバトルを繰り広げながら鬼さんの手の届く所に近づいていく。泣き叫ぶ子どもを親が羽交い締めにして連れて行ったりする。私は進んで撫でられようという息子について行って、ついでに撫でてもらった。その時の鬼さんの優しい手の感触が忘れられない。世の中にあんな優しい手のひらがあるだろうか?
そして息子の希望でおみくじをした。その時に出た言葉が、今の私の中にあったぐじゃぐじゃを見事に解いてキレイに取り去ってくれた。恩恵としか言いようがなく、この神社が本当に人々の信仰として役割を果たしているのだなあと、しみじみ思った。

2012年2月1日水曜日

別府の街を散歩

昨日は疲れが出たり、生理だったりで午前中はウィークリーマンションの部屋でまったりした。午後遅い時間からなんとなく街をぶらぶらしていたら、いきなり運命鑑定千円のお店があって、息子がどうしてもやりたいと言うのを、通り過ぎてグズグズしてたら、そのおじさんが出てきて生年月日をきかれて、もう鑑定が始まってしまった。私は手相で見てもらっても、てんちゅうさつで調べても何故かほとんど同じ結果が出るから面白い。今年の節分までは悪い運勢が続きますとのこと。

竹の製品を売っているお店が多いと思ったら、竹での物作りをする学校があるらしい。そのひとつで、竹の繊維で作った生理用布ナプキンを売っていたので買って使ってみた。これが最高に使い心地いい!

別府プロジェクトのプラットフォームが街の中にたくさんあって、あちこちに覗ける場所があるっていうのが楽しくていいなあ。

温泉はどこも百円!これも最高!しかもたくさんある。昨日は竹瓦温泉に行った。まるでお寺の中のような佇まいで温度も丁度よかった。今日は蒸し風呂に挑戦か?