2011年2月24日木曜日

L.Aでズルさんに会う

またもや夜中に全く眠れず、ヒマを持て余している。

今日のデモンストレーションでは「プライベート トレース」の一部を英語指示で行った。
反応として、まず英語での指示が男の声であったことに反応を示す人が多かった。「男に指示されている」とか、「アメリカン英語なのでアメリカ人の言いなりになっている」などの文脈を想像してしまった人が多くいたことに驚き、そういう可能性について全く考えもしなかったのは少し甘かったなあと反省。まあやってみないと分からない。もう少し時間とか余裕とかあったら、もう少しワークショップを入れ込んだり、様々な可能性を模索できたのだがこればっかりは状況が許さなかったのでしかたない。

現場で偶然、マレーシアのズルさんに会った。アジアダンス会議で一緒だったダンサー/振付家/ライターだ。なんだか偶然とは思えない。私のリサーチ(Asia Interactive Research)に関することで彼に伝えられたし、今後の何かに繋がったらうれしい。なにより、彼のそばにいるとなんだか落ち着く。(彼自身はちょっと落ち着きが無いけど)。もっと話せたら良かったのに残念。今年の夏マレーに行けたらと思うが、タイやインドネシアにも行きたいし、時間が許すだろうか?

私的解剖実験シリーズは、結局「individual←→dividual?」という問いや、「常に内在する別の可能性」について考え続けていたのかもしれない。そうであれば、Asia Interactive Researchに突入したのも自然の成り行きなのかもしれない。不思議だ。

2011年2月23日水曜日

真夜中のL.Aのホテルにて

飛行機でビューンとひとっ飛びにL.Aに来て、昨日の夕方到着した。今日は体を調整するというか休んで明日は、デモンストレーションを見せる。全く別世界に突然、移動した感じ。現実感があまりにもない。ドラマとかで見たことのあるような風景の中に突然入り込んだようだ。だだっ広い道路、大柄な植物、きつい日光、夜は花の甘い香りがする。

ここ一ヶ月あたりの間にあまりにもたくさんのことが去来した。

丁度一ヶ月くらい前に、アジアインタラクティブリサーチの中間発表を森下スタジオにて行った。
お囃子の源泉となるようなお囃子を見に行って、その人たちの懐の広さと柔軟さに感動する。

蛭が谷の田遊びという、スーパー不思議な芸能を静岡に見に行く。
フィンランドのリアリティー・リサーチセンターの人々と交流しながら作品制作。
その合間にTPAMの企画でアジアインタラクティブリサーチのことを発表
We danceの企画でスロベニアのアーティストと手法交換
象の鼻テラスにて、Sacred city の発表

ひとつひとつこのブログに書こうと思いつつ、手を付けるまもなく過ぎて行ってしまった。
この後は、ヨコラボの発表会に力を注ぎ、息子の卒園と入学に心を傾けることになる。
これから、少しずつ、いままでのことを遡って、書いて行きたい。