2010年4月1日木曜日

100401 ギンイロノウタ

小説ギンイロノウタを読んでから、自分の過去の様々なことが、能天気に感じていた部分でも、実は病的な何かであるかのように照らし出されて、キツい気持ちになった。でもその分それらの感じていたことにすごく距離をとることができた。向こう側に行ってしまった。向こう側に行ってしまったものとして手に取ることができるような感触が生まれた。こういう救われ方っていうのもあるのだなあ。だけどこれを書いた作家は、命がけだったのではないかと思った。命かけないといいものは生まれないのだなあ。ダンサーを三人また振り付けているけれど、その命がけに巻き込むということは大変なことだ。命をかけてもらわざるを得ない、その危険度みたいなものをまたしてもひしひしと感じ始め、このまま突っ走っていいのか?迷う。迷っても結局はそこに行くのだろう。恐ろしい。

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