2021年8月18日水曜日

人類ゲームの登場人物として 2021年8月18日

 少しは前向きなことを考えていきたい。今起きていることは、たとえ人類が一度滅んでゼロからやり直したとしても同じことが起きるのではないだろうか?と想像してみる。また、もしかして自分の生まれるタイミングが微妙に違ったら、自分は経済的勝者として人々を抑圧する側になっていたかもしれない。もし、そうなっていたらお金を好きなだけつぎ込んで自分の立場や利権を守るために、恐怖を抱きながら悪徳の限りを尽くしていたかもしれない。自分がそっちの側じゃなくて、ひとまずラッキーだったと考えてみる。地球上で生きる人間のプロセスにとって今の事態が必然であるならば、それぞれの時代の課題に対して様々な違った立場の人が反応をしていった積み重ねによって今の時代がある。少なくない人々がいろいろな気づきを得て小さな試行錯誤を繰り返しながら新たな可能性を見つけてきた一方、大きなお金を動かす人たちの側は拡大や進歩を謳い文句に人々からお金を吸い上げる数々のトリックを繰り出して、多くの人々は知らないうちにそれに加担、協力してきた。今起きている課題は、ちょっと難しい応用問題みたいな感じかもしれない。一人一人が今まで生きてきた経験とそこから得た知恵と感覚を総動員し、何が起きているのかを察知する。そして、お金を吸い上げるトリックとしての「連帯」や「正義感」ではなく、一人一人がサヴァイブ(生き残ると同時に自分の意に沿わないことを強要されることから逃げ切る)しつつ、人との関わりを魅力的なものにして生を味わい尽くす。そんな人類ゲームの登場人物の一人としてこの局面をとことん楽しんでみる。

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