2015年6月19日金曜日

大阪 逍遥と学びの旅その四 求めるものを知る人々

関西方面で出会った人たちはみな、それぞれに自分が何を求めているかということを言葉にできる人たちだった。そういう人々にこれだけの確立で出会うというのはすごい。例えば、舞台表現としてのダンスや演劇、音楽には興味ないけれど、人と人の関わりや、そこに役割を持ったりする即興の何かに興味があり、コンタクトインプロビゼーションにも最近興味がわいているという若者に出会ったり、劇場で行われるような演劇には興味が持てないけれど、街の中で何かが起きるというような演劇にはとても興味があるという女性がいたり。私が若かった頃は、とにかく「野田秀樹」になりたい、とかいうレベルの低いあこがれから今のような表現に辿り着いたけれど、なんかみんな意識高いなあと思った。陸奥さんをはじめ、ココルーム、無職イン レジデンス、たんぽぽの家の様々なイベント、佐久間さんのかえるオールナイトピクニック、花嵐をやってた時に出会った伴戸千雅子さんの取り組みなどなど、関わりに役割を持つ場を作ったり実験を行ったりしている人がすごーく多い。それぞれ自治意識が高かったり、人と人の線引きが薄かったりすることにも要因があるのかもしれない。そういったところでいろんな人が出会ってまた何かが始まるというような肥沃な土壌に感じる。

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