2021年5月18日火曜日

What is happening? 2日目

 What is happening? 2021年5月13日(木)

ベルリンの街に立ってみる自分企画の2日目。その日は朝から雨だったので、立ってみるかどうか?少し迷ったけれど、短い時間だけでも、続けたいと思って出かけた。前回と同じ道に近づいても、その通りに警察はいなかった。それでちょっとホッとした。雨は霧雨のような感じで問題なさそうだったので、前回と同じ場所に立ってみる。霧雨はむしろとても気持ちいい。目を閉じて耳をすませる。深呼吸をして、霧雨のシャワーを全身に浴びる。自分の体が前回よりだいぶのびのび反応し始めているのを感じる。最初から、なんとなく集中できそうな予感がする。反応に身を任せながら動きが大きくなってきた時、通りを隔てたあたりを数人の若者が大音量の音楽をかけながら片手にビールを持って通り過ぎる。と、思ったら私を見て真似を始めた。笑いながら、半分バカにしながら真似してるけど、私もそれを見て笑ったら、なんとなくコミュニケーションというか、一緒に同じポーズをとったり動いたりして、一緒に遊んでいるような雰囲気になった。別れ際にグッドポーズを送ってくれたので私もその仕草を返した。ちょっと騒がしいその雰囲気が遠ざかっていく中、自分の体に集中し始める。そして、その日はいろいろな人が時々立ち止まってくれた。私を見ているのか、あるいは戸惑っているのか?でも、そのことに私の体はずいぶん助けられて、エネルギーを感じて自分の集中度がアップする。こんなにも、直接体を通したコミュニケーションというのは豊かだったのか?と改めて、そのことに打たれる。その合間合間には、空を飛ぶ鳥や、草花や木々、そういったものも私の体にダイレクトに影響を与えてくれる。毎回何かしらが起きて、そこから深く感じるものがある。この状況下はものごとを観察する方法を見つけるとても良いチャンスなのかもしれない。それが私にとってたまたまベルリンでのことだったのもなんだか面白い。これを続けた先に何があるか今はまだわからないけれど、次に立つのがとても楽しみだ。

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