2011年6月29日水曜日

子供の未来

息子が大人になるまでにどんな力をつけておくのが良いのだろうか?
今6歳の息子が大人になるときに、どんな世界が待っているのだろう?

横並びで同じことができるかどうか、そういう力ではもう生きてはいけないだろう。
かなり絶望的な状況を生き抜かなければならないだろう。
そのためには想像力を持ち続けるエネルギーが必要なのだろうと思う。
どんな状況に陥っても、そこに必ずある別の可能性について心を開いていられる強さ。
突出して他の人と違った何かを持って、役割を担える力。でもナルシズムにもヒロイズムにも陥らないバランス感覚が必要だ。

そして、言わずもがな、体力が必要だろう。電力や化石エネルギーの枯渇は目に見えているので、人力が必要になることは間違いないし、奪い合いに巻き込まれずに独自に生きて行く力が必要になるだろう。
どれだけ歩けるか、どれだけ空腹に耐えられるか、どれだけ身を潜めたり、身をかわしたりできるか。
また、生きることを肯定し続けたり、いやな物事や関わりの中にいるとき、観察することでその場を切り抜けたり、自分を否定せずに生き抜けたりする力。不快なことを不快と認識する力、快を快と受け止める力、良し悪しや目的意識に足を取られずに、感じていることに正直になれる力、長い目で感じ取れる力。

でも、本当は、子供自身の中にプログラムというものはあって、それを確実に実行したり押し進めたりしているのかもしれない。なぜなら、赤ん坊が少しでも大きくなればすぐに立とうとする、歩こうとする、そういう欲求がプログラムされているのだ。だから欲求に従って動いてしまう遊びというのは、実は訓練のようなものなのかもしれない。それが見抜ければ、確実に無駄なく育って行くということなのかもしれない。この時代に必要なプログラムをされて生まれて来ているのかもしれない。

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