2013年3月11日月曜日

あれから2年

311という大きな震災があって、世界は変わってしまった、というよりも、私たちの世界がどういう状況であるのか?が明るみになって、それまで世界の潜在的な危機を覆っていた目隠しが剥がされてしまった。それが剥がれてしまってはじめて、私たちが何に加担してきたのかを知った。そのことの悲しさと恐ろしさに直面して2年。私にとって時間はまだ止まっている。そして、こういった危機的な方向に世界が動いて行く事を、止められないかもしれないとも思う。それを動かして行く力は、すでに動き始めているから。そこにある膨大な権力とその歴史がずっとこっちの方向に動き続けているから。ただ、その上で私にできることは何か、私たちに出来る事は何か、そこに潜在する別の可能性を常に作り続けること、別の動きの可能性を信じ続けること。未来という時間の感覚をずっと先まで引き延ばし続ける事。そう思いながら、その祈りをどこに投げかけるのだろう?と自分に問う。

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