2013年2月8日金曜日
終演後 その2
虚像から旅立つ方向で、何かを試行している人は実はたくさんいる。
この作品「私的解剖実験−6 〜虚像からの旅立ち〜」を上演するにあたっての試行錯誤いて、それを思い知った。
「旅立ち」というキーワードでいろいろな人が繋がれる。
黒沢美香さんが、ニューヨークから帰って来ていろいろな試行錯誤をしていた時、ロンリーウーマンに行き着いたのも、そういったことだったと思う。そういうことを、もっと分かっていたら、若い人がそれい気付いて反応を起こしていたら、ダンスシーンは今と違ったものだったかもしれない。
私も気付くのが遅すぎる。とはいえ、私はロンリーウーマンで多くの示唆を受けて今の活動に繋がっている。
横浜のアートラボオーバもそうだ。ヅルさんとクリさんが取り組んでいる事のポイントみたいなものが自分の中で浮かび上がって見えて来た。
山賀ざくろも、中村久美も、私が引かれたのは、旅立ちに関係していた気がする。
それから、ジャワ舞踊の佐久間新さんがピクニックでやっていたことも、すごく柔らかくやさしく旅立ちをしていたのかもしれない。彼の旅立ちへの敷居の低さが凄い。たぶん、野村誠さんも、日常てきにいつでも旅立てる。だから時々会話が難しくなるけど。別府の勝さんも、わくわくというキーワードで語っていた事は旅立ちに関係している。
そうやって、いろいろな人がやっている気になっていた事がいろいろ繋がって見えて来た。いろいろな人と今こそさまざまな実験が展開できそうな気がする。
それから、本当は何かアウトプットに関わりたいけど、現実生活の中にいる友人たち、大切な大切な友人たち。彼女たちが何かに反応したい気持ちをもっていることを大事にしたい。それに対して私ができることを探したい。まずは手紙を書こう。
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