2012年1月5日木曜日

寂しさについて

寂しさ、という感情は本当に不思議だ。
小さな子供は、親の姿がちょっと見えなくなっても耐えられない。
それは、自分の生命を守る本能かもしれない。
けれども、大人になっても寂しさから逃れることは決してない。
寂しさは、悲しみを生み、怒りに転じ、さらに様々なねじれを生じさせながら変容していろいろな所に影響を与え続ける。
だから、なるべく寂しい思いをさせないように子供を育てようと思っていままでやってきた。

だけど、寂しさもエネルギーのもとなんだと思う。
良しにつけ、悪しきにつけ、それが何かに変換するときにエネルギーは倍増するように思う。
エネルギーというのはそれ自体悪い物でも良いものでもない。何かを動かす力なのだ。
けれども、それはやっぱり明るい方向と暗い方向に引き裂かれた二つの方向性を持っているように感じる。

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