2012年7月13日金曜日

夜の雨と読書

最近、熊本は本当にすごく雨が降る。夜になってふいに「来たな…」という感じでザーっとやってくる。雨だれの音が完璧なシンコペーションになって、そういった音の一つ一つも大事に聞いてみたくなるような、私にとってかなり大きな出会いになる本を今読んでいる。

「ゲド戦記」1 影との戦い

である。今までに自分が引き寄せられて来た方向の先にある一つの世界観であり、実は元々息づいていた世界観でもある。元々息づいていたものを何かの理由で葬り去ろうとしている何かが現在存在していて、葬り去ろうとする力にも長い歴史があるのだろう。

雨はやみ、静かな雨だれと遠い車のうなりしか聞こえない。急に静かになると、雨の音が恋しくなる。

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