戦後史の正体という本を読んでいる。今まで、もやもやと考えて来たことのいろいろな輪郭が見えてくる。霧が晴れてくる。と同時にうちのめされる。
「現実逃避」というベールの上の世界を、現実の世界として生きる人の営みに、居心地の悪さを感じていたのだろう、自分は。
でも「現実逃避」というのは、現実を受け入れるまでの待ち時間と捉えることもできる。そう捉える事によって少しだけ可能性が開けて見えるように感じる。
あまりに重い理不尽な現実が目の前にある時、どうしたってそこから目をそらさざるを得なくなる。向き合え、と言うのは簡単だが、目をそらして、それから時間をかけるという方法だってあるのかもしれない。
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