2020年6月23日火曜日

可能性の交差点 2020年6月23日

部屋探しをしていると、次の部屋が決まるまでの間は時間が止まっているように感じる。部屋を見学に行く予定があったりして、その部屋を見た後にその部屋に住んでいる未来の自分と、その部屋に住めない未来の自分と両方あり、同時に別の部屋に住む別の未来についての可能性もある。いろいろな自分の未来の交差点みたいなところに音もなく立っているような感じ。時間の流れが止まったところに立ち止まって周りを見回しているような感じ。その止まった感じを面白いと感じられるようになってきた。まだ、何も決まっていない宙ぶらりんな感じがちょっと前まではとても辛く感じたのだけど、今は、そこに立ってあたりを見回す余裕が出てきた。

そういえば、コロナが蔓延し始めて、人々が家の中に引きこもり始めたとき、1日がとても長く感じた。外に出て閑散とした街を歩いていても、時間が引き延ばされているように感じた。これも考えようによっては次にどうなるかわからない、可能性の交差点みたいな所にいるということなのかもしれない。

日本からドイツへの渡航、およびドイツから日本への渡航がいつできるのか?息子の次の学校はいつ決まるのか?私たちが住む次の家はいつ決まるのか?すべてが宙に浮いているけれど、無数の可能性がそこにあって、その真ん中に立っていると考えると少し楽しいような気もする。


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