2014年2月17日月曜日

庶民感覚での芸能(12月に投稿しそびれていた記事を今日公開)

バリのウブドにて、バリ舞踊のレッスンを受けた。先生は関西方面で教えていた方なので日本語(関西弁)が上手。そして、日本人から見たバリ舞踊の難しいポイントについてとても整理して教えていただけた。バリの芸能には3つに分けて考えるのが常で、例えば
1)王宮でやられるもの。これはピカピカした衣装で踊る。
2)寺院でやられるもの。ケチャなど、簡素な衣装や照明でやられる。
3)庶民の間でやられるもの。竹など、住まいの近くで切って作れる楽器を使って演奏し、誰かが叩いていたら、別の誰かがやって来てそれに合わせて自然に音楽が紡がれて行くようなもの。

この3)というのがとっても魅力的だなあ〜と思っていた。すると、きりんがウブドの楽器屋さんで10000ルピア(100円くらい)で買った竹笛を吹いて遊びはじめ、ホテルの敷地の周りのどこか、姿の見えない誰かからの口笛の音だけが、それに応答して始める。それを聞いてきりんも応える、そんなやりとりをしばらく続けていて、でもお互い姿は見えない。そんな時間を過ごして、3)の意味が身にしみるような思いがした。

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